手順を踏む

 

先にやるべきことをやっていくと、後から気持ちがついてきて、よりやる気が増すということが多く身の回りにあるものです。

そのひとつとして、寒さのあまり出かけるのが億劫である、それでも身支度を整え、外に繰り出してみると次第に気分が乗ってくるというのがあります。

こういう、それぞれのタイミングで行うこともあるでしょうし、年中行事としてその都度行う、そういうこともあるでしょう。

先頃の年末年始では、相応の挨拶をしたり、門松を用意してみたり、そうやっていくうちに新年を迎え、気持ちも切り替わるというものです。

これを一年の間で考えてみれば、二十四節気になぞらえてみるのでも良いですし、その時々でやること・やるべきことをこなしていくと良いなと思います。

そうやって手順を踏んでいくと、次にやることが見えてくることがあって、やらなければいけないと頭ではわかっているのに・・・というような停滞がなくなってくるでしょう。

運動やトレーニングをするのであれば、ウェアに着替える、靴を履き替える、準備体操をはじめるといった具合に、あれこれ考える前に少しずつでもやっていくのが良いわけです。

勉強するにしても、どうしようかと思いながらも机の前に座ってみるとか、鉛筆とノートを取り出してみるとかすれば、それなりにとりかかりはじめるものです。

集中するかどうかも、気合いの問題ではなく、環境をどう整えるかで大きく左右するものですから、案外脳みそというものはコロッとだまされるものかもしれません。

人それぞれに向かうべき課題や取り組みの内容はあって、それこそ千差万別かもしれませんが、こういう「手順を踏む」感覚を取り入れていくと良いように思います。

旅行に行きたいのならば、新幹線のチケットを取る、パスポートの交付に行くとか、ホテル・宿の手配をするなど、行くしかないような状況をつくれば良いわけです。

具体的な場所においても、達成すべき目標にしても、どこに定めるかも大切ですが、ひとまず走り出してしまう、そういう前のめりな姿勢って好ましく思います。

そこから考えても十分に間に合うものですし、じっとしているばかりではいかなるチャンスも舞い込んではこないでしょう。

思うがままにやっていく、それがあってどこかにハシゴや橋を架ける、そういう心意気でやっていきたいものです☆