ひとつふたつと数えてみるように、
日々の生活において、数字の出る出番は多いものです。
余談ではありますが、今年の6月に引退した、
名前もさることながら、最終的な段位は確か九段で、
並べてしまうと、"一二三九段"ということになって、
途端に他の追随を許さないほどの最強になるものです。
ちなみに、ひぃ、ふぅ、みぃと数えるやり方は、
どこか風情があって良いなと思うひとつです。
そうして、何かを数えることで、
数の多い・少ないを知ってみたり、
長さや重さを測ってみたりして、
自分で把握するにも、誰かに伝えるにも、
誤解のないようになってわかりやすくなります。
そして、その数字の多寡がどうであるのかという、
客観的なところだけでなくて、
それをもって、どうとらえるかの主観的なところも、
ひとつの指標として大切なように思います。
その例としては、年齢が挙げられると思いますが、
年齢は、あくまでも生まれてから何年経ったかを示すもので、
いくつになったからどうしなさいというようなことはなく、
せいぜい、どの年代・世代にいるのかの指標かなとも思います。
単純に番号であるというか、数の積み重ねなので、
自分の体調や気持ち次第で、どうにでもなるような気がします。
たとえば、日本地図を編纂した伊能忠敬(敬称略)で言えば、
1745年生まれの当時、平均寿命がおそらく40〜50歳というところで、
50歳くらいから天文・暦学を学ぶようになって、
その後17年をかけて、日本地図を完成させています。
今の感覚で言えば、70歳、80歳くらいからはじめて、
それで日本全国を、自分の足で歩き回るようなもので、
ご老人は静かに暮らすべしというような世間の目は、
必ずしも当てはまらないわけです。
また、日頃食べているであろう、
ケンタッキーフライドチキン(KFC)の創業者、
カーネル・サンダース(敬称略)にしても同様で、
65歳から本格的にはじめています。
他に、生活にかかわるような数字で言えば、
身長や体重は、いろいろと比較することも多いでしょうが、
髪の長さで云々というのは、あまり聞かないなと思います。
あとは、野球やサッカーのようなチーム・スポーツで、
誰がどんな背番号をつけているのか、
それを知ることも楽しいですし、
自分が、その種目をやらなくても、
背番号を自分で選べるとなれば、
果たして、どのようなものにするのかを、
考えてみるのも、結構楽しいように思います☆