数字で数えて上げる

 

何かしら、大きさだとか、重さだとかを見る場合、

「とても大きい」、「かなり重い」と言われたところで、

その受け取り方は個人それぞれ、差異が生じるように思います。

 

その時には、もう少し客観的な指標、

メートルやグラムのようなものを用いて、

その実際をとらえるのが良いと言えます。

 

たとえ、具体的なものがないとしても、

"東京ドーム⚪︎個分"となれば、相当に広い、

"お相撲さんが⚪︎人分"となれば、相当に重いと、

雰囲気は、より伝わるように思います。

 

仕事においても、時間や日付しかり、

売り上げや利益、経費などの諸々が、

数字でもって運営されていくので、

「数字に強い」に越したことはありません。

 

部門や個人での業績も同様に数字に置き換えられ、

それが成績となって、評価の対象となるわけですが、

ある意味、人の取り組みを数字で置き換えるため、

それをあまり好ましく思わないこともあるかもしれません。

 

数字で数え上げる、人格のところとは別なのですが、

あなたは何点、あなたは何位みたいにそれだけ言われるのは、

あまり好意的にとらえることも難しいでしょう。

 

ただ、これらのことをすべて数字で表さないとなれば、

それはそれで不都合が起きることも想像できるはずです。

 

たとえば、誰々は両手で抱えきれないほどの顧客情報を持っている、

また、他の誰々は、たくさんの会社を訪問している、

わかるようでわからない、どれくらいのものかもわかりにくい、

かゆいところに手が届かないような感じになってしまいます。

 

そのように考えると、数字を多用はするけれど、

あくまで、さまざまな指標として用いているだけで、

数字のそれ自体は、あまり意味をなしていないことに思い至ります。

 

健康状態においても、体重が増えた/減ったみたいな話も、

どこから比べて増減しているのかだったり、

身長や年齢と組み合わせると適正なのはどこなのか、

数字を用いると、客観的にわかりやすくなるものです。

 

それでも、覚えておきたいことのひとつに、

人の魅力は、数字で置き換えられないところに、

面白みがあるように思いますので、

数字だけでは計りきれないし、計ってもいけないでしょう。

 

あなたは何点といったところで、

スポーツのある試合での得点みたいなものですから、

そこに一喜一憂することなく、冷静に受け止めつつ、

人生的な100点を目指して、日々励んでいきたいものです☆