美しさを追求して

 

自分ではない誰かを見て、そうなりたいなと憧れる、

それはきっと、自分にはないものであったり、

今はまだ足りなかったりするものを、

その人は持っているからなのだと考えることができます。

 

直感的、本能的な判断でなされることが多いかもしれませんが、

特に強く惹かれる場合には、それはなぜなのだろうと、

理由や背景をこと細かくたどってみると、

自分の好み・傾向がわかることもあるでしょう。

 

そういうものと照らし合わせて、見渡してみるのも興味深く、

目鼻立ちが整っていて美しいということもあるでしょうが、

それも黄金比的なバランスや、顔立ちや骨格だけでもないところの、

全体的なたたずまいが魅力的という場合もありそうです。

 

「才色兼備」、「神は二物を与えた」みたいに、

それなりにわかりやすいカタチで判断することもできますが、

それだって、絶対的なものではないはずです。

 

憧れの、目標とする同性では、どんな人がそうなのか、

異性ではどうなのか、少しばかり思いを巡らせてみると、

おそらくは、常に前を見て、新しいものを求めている、

それは共通してあるのかなと思います。

 

どこまで進んでも、これで完成・完結みたいなことはなく、

アイディアの浮かぶ限り、興味・関心の尽きない限り、

何かしらはあるのだから、それを受け入れて出す、

音楽や表現ということではわかりやすいのもありますし、

運動やスポーツにおいても、加齢によるものでなく、

自分自身の身体の使い方を、向上させることはできます。

 

これくらいで良いだろう、ここまでやったから良いだろうでは、

せいぜいが現状維持に留まってしまいますから、

場合によっては押し戻され、衰退・減退ともなってしまいます。

 

それでも、意志の強い人を見ると励まされる気分にもなりますし、

自分に"喝"を入れる意味でも、身近にいるとより良いような気もします。

 

人間誰しも、ひとりでは決して強いものでもありませんから、

その場に踏みとどまり、逆風にもめげないようにするために、

憧れの人、魅力的な人を多く知っていたいものです。

 

凛と立つ姿は、自信に溢れ、表情も輝いているので、

それがきっと「美しい」ということにもなりそうです。

 

また、美しい人を見て、素直に「あなたは美しい」、

そう言える人もまた、とても魅力溢れる人だなと思います☆