普段を大切に

 

一年の締めくくり、師走、年の瀬など表現はいくつもあれど、今年の残りを思う言葉が多く口をつくものです。

それが多いとあっては、どうしても焦り気味になると言いますか、どこか浮ついた気持ちにもなるものです。

それは同時に、楽しい予定が目白押しであるというのもあるかもしれませんし、身の回りのそういう状況にほだされているとか煽られているというだけなのかもしれません。

いずれにしてもそういう時期、そういうタイミングなのだろうということはあるでしょう。

それでも、何でもないような普段において、着実に過ごしていくのと合わせ、そういう普段だからこそできるようなことに心躍らせ、より充実していけるようにするのが良いように思います。

派手さはなくとも堅実に、意外とそういう方が実を結んでいくものですから、何もないのは無事の証拠、誰かの便りのないのも無事の証拠として、妙に気を揉むことはしなくて良いということになります。

こういう時にこそ、普段の過ごし方上手、何でもないようなことをしっかり楽しめるのかの真価が問われるようなもので、それは以前から何を心がけてきたのかが浮き彫りになるということでもあります。

そういう意味では、一年の総決算="ありったけ"ということでありますから、今一度考え直すのにもふさわしいのかもしれません。

振り返るのは反省をするためばかりでなく、この先に進むための参考にしていくわけですが、これまでのことはそのまま引き継がなくてもそれで良いように思います。

一歩一歩歩んでいくにしても、次の一歩をどう踏み込むのかは、今の判断や感覚でもってするものですから、余計に普段が大切、それは地に足着いていないとできないことなのかなとも思います。

どうにも慌ただしいとか、充実しまくりということは、待ち望んでいようがどうだろうがやがて訪れるものですから、今のうちに備えておくということも考えておきたいものです。

そういうことでは、頭もフル稼働、手足も動かして現実をかなえていく、やるべきことはそこかしこにあるというわけです。

とにもかくにも、ひとつ大きな深呼吸をしながら、今日の一日をどう過ごしていこうか、しっかり思案していくことが良いように思います☆