普段誰といるか

 

普段、身近に接している人は少なからずいるものですが、そこでどのような人に囲まれているのか、これは思いの外、自分の行動や発言に影響を与えるものです。

自分がそうなるから同じような人に出会うものですし、同じような人に出会うのでよりそうなるということがあります。

これは、特定の分野や趣味の領域で浮かべるとわかりやすいものですが、たとえば走ることが好きな人であれば、走る時のフォームやタイムが気になるものです。

走る場所や時間、あるいはどのようなウェアに身を包むのか、そういうところを突き詰めていくと、ひとりでもできることではありますが、同好の士を求める気持ちも出てきます。

より高め合うとか、情報交換をしてレースに参加してみるとか、深まりや広がりが出てくるし、生活が走ることに付随して彩りをどんどん増していくことでしょう。

カラダを動かしていけば随分と丈夫にもなるでしょうし、気持ちにも張り合いが出てきて仕事や家事・育児のようなことも前向きに取り組めるかもしれません。

これが、囲碁や将棋のようにじっと考えるようなものでも良いのですが、打ち込んでいくうちに、しっかりと物事を見る洞察力や本質を見抜くような観察力が養われて、以下云々、普段においてもひとつの特徴として際立ってくるように思います。

酒席に赴いて日本酒やワインへの造詣を深めるのでも良いし、食事の席を誰と共にするのか、美味しいのは料理のみにあらず、全体的な雰囲気も大いに関わっているようです。

どのようなことでも、自分自身が楽しんでいればそれで構わないのですが、もしも誰かと分かち合えるようであれば、楽しみはきっと倍増することでしょう。

何をどうするかももちろん大切なところですが、誰と何をするのか、それもまた大切にしていくのが良いのではないでしょうか。

きっと多いであろう・多いとされる仕事の愚痴は、それ自体何を生み出すこともなく、そのループで留まってしまうので、はたから見てそれは心地好いものか、時に振り返るようにして考えてみるのが良いかもしれません。

自分自身においては、せっかくですからより楽しくなるであろう方向、より面白くなる方向に向いていたいものですから、まずは自分がそのように考えて動く、そうすれば自ずと似た雰囲気を持つ人と巡り会っていくことでしょう。

ひとり、またひとりと、少しずつ交流を重ねていければ良いと思います☆