有無を問うように

 

何かを選ぶ時に、自分のしたいことや望むことが即座に思い浮かべば良いものですが、いつも思い浮かぶとも限りません。

また、自由にやっていいよ〜と言われても、何をどうしたら良いのか、はたと困るようなこともあるかもしれません。

日頃から、あれを食べたいとか、どこそこに行きたいというのがあれば、それを表せば良くて、しかし、そうでない場合にはどうしたら良いでしょうか?

ひとつの発想としては、"何かをしたい"ということの反対側には、数は同等ではないにせよ"何々はしたくない"というように、打ち消すようなことがあることを知るのがあるように思います。

たとえば、好きなものを食べよう!という時に、なかなか苦手であるとか、進んでは食べたくないものを思い浮かべ、それ以外であれば何でも良いと答えるようなことです。

単純に、食べたいものがわからない、あるいは、何でも良いよという反応では、一緒にいる相手も考えようがなくなってしまうので、このように、いくらかでも範囲を狭めるのは良いと思います。

同じようにして、自分の中からふつふつとわき上がるものが見つかりにくい場合、他の人の言動を観て、自分ではどう思うのかを試してみるのも効果がありそうです。

夜景の見えるレストランで食事をしたい、海外旅行に行きたい、休日はゴルフを楽しみたい、オシャレな雑誌を見ていると、そういうきらびやかな提案がなされていたり、他の雑誌でも、キャンプやサーフィンを楽しむようなことが紹介されていたりします。

自分がどういうことに興味をひかれるのか、確かに頭では楽しそうだとわかるとか、いろいろな楽しみがあることを思いながら、ぜひとも体験してみようと、心や感覚で思えるかどうかを計っていくのが良いでしょう。

それは、金額の問題なのか、体力や移動の問題なのか、そういうことも含むでしょうが、それ以上に、「いいな」と思えば、もっと詳細を調べるでしょうし、いてもたってもいられず、すぐに問い合わせることもするかもしれません。

熱中することのできる事柄は、そういくつもあるとも思えませんが、しかし、それを知るためには多くのことを見ていかないと気づけないというのはあるでしょう。

自分のしたいことを知るために、したくないことを見る、そのように表と裏とを組み合わせながら、興味深く日々を過ごしていけたら良いなと思います☆