本屋に住む

 

自分のやりたいことやかなえたいことを考えていると、ひとつには壁一面の書棚のある(大きな)部屋というものがあって、好きな本や音楽CDを並べるというものがあります。

これは、紙でできている本そのものやCDの盤面ばかりを集めたいわけではないのですが、そこに含まれている内容(コンテンツ)を味わい尽くすためには、そういう物質的なもの(フィジカル)も必要ということです。

そのためにはある程度置き場所を確保しておく必要があるし、すぐ楽しめるように目に見えるようでありたいものです。

それを本の場合で推し進めていくと、好きな本に囲まれたり、知性を賦活する本が手元にあったりすることは、本を読むことしかり、自分の中に知恵や知識が蓄えられる喜びを大きく感じることができるものです。

突き詰めて考えていくのか、もっと手前で思いつくことなのかは定かではありませんが、それほど本が好きであるのなら、本屋に暮らせば良いのではという発想が浮かんでくるものです。

音楽の場合では少し事情が変わってくるので表し方が変わってきますが、映画好きが昂じて自宅を映画館にしてしまうとか、トレーニング好きが自宅をジムにするようなことに似ています。

あるいは、テレビの前の机、そのまわりにリモコンや化粧道具やらが手に届くようであれば、コンビニエンスストアに住めば生活にコト足りるようなことかもしれません。

狂気の沙汰かとも思われない発想ですが、これにはいくらかの問題があって、通常の本屋・書店では新刊が主に扱われるため、古本とか貴重な文献であれば、古本屋や図書館の機能もあると良いものです。

そうなると本屋に住むばかりでは十分ではないために、ブック○フや図書館も合わせて住みたいけれど、メインの住居はひとつにしたいともなってきます。

何とも悩ましい問題であるため、実行するにはどうすれば良いのか解決する必要があるので、そこで計画は頓挫するわけです。

これは実行しない方が良いのかとも考えてしまうかもしれませんが、美術品の収集家の家がそのまま美術館であるようなこともあるので、決して無謀というわけではない気がします。

手頃な本棚とか書斎という枠に収まらない点で、とても心踊ることではあるので、引き続き考えていきたいことのひとつです。

本の補充や入れ替えはどうするのか、そういうこともあるので良い発想でもって実現に近づけていきたいものです☆