机に向かっているだけじゃ

 

何か良いアイディアはないものか、何かまとまったものを書こうとか、机の前、最近ではパソコンを開いて向かい合ってみるわけです。

しかし、いくらかまとまった時間があったところで、それに見合ったものが得られるかと言えば、そうではないところが因果だなと思います。

うんうんうなってひねり出すような、そういう取り組みも大切、確かに大切なのだけれど、そればかりでもいけない。

時間が足りない時の方が、差し迫っているだけに、かえって集中力が増すということもあるくらいです。

そういう書く/書かないみたいなところは、水道の蛇口のようなもので、ある程度は調節できるものですが、そうでないこともままあります。

書きたい気持ちはあってもままならない場合、もしも外を見て好天に恵まれている、そんな時にはさっと上着を羽織って、外に出るに限ります。

今は暑さのひとしきりも少し落ち着いてきているので、それに乗じてまずは方々を歩いてみるのが良いでしょう。

そして、本屋に寄ったり、カフェに寄ったりして、足の赴くまま、気の向くままで構わないから、何となくの時間を過ごしてみます。

道行く人、目に入る看板など、視界に入ってくるものを気に留めてみるも良し、今までの出来事を思い返すのも良いでしょう。

それに、何をどうしたいかわからないような時にも、何かしらは見たり聞いたりして、意識に上がってこないところでも、自分の中に取り込んでおくと良いなと思います。

いつの時か、雑多なそれらが浮上することもあるでしょうし、知っておいて無駄とか損とかいうことは決してないはずです。

今の自分は少し自分自身の期待に応えられないかもしれないけれど、これは数ヶ月後のためだと思えば、今の地続きでもあるけれど、寸断しているような心地になるものです。

具体的には、夏の名残りを引きずりつつ、年末も視野に入ってくるあたり、そういう狭間の時期にあっては、特に何を見立てることができていません。

それでも、今はそういう「谷」の時かもしれないけれど、起伏があれば「山」にも巡り合うだろう、そのためには何ができるのかなという感じです。

スポーツでいうところの、大きな試合用に調整するというよりかは、普段の基礎体力や筋力の増強を図る、準備のための準備体操が適当なのでしょう。

あとは、自分の中の風通しを良くしておく、深呼吸ひとつからはじめ、頭の中もクリアしていくことに努めていくことにします☆