枝葉の先まで

 

自分の取り組んでいることや目指していることなど、あらかじめここが真ん中だろうというのを思い浮かべているものです。

樹木でいうところの幹から、真上の太陽までまっしぐら、そのままてっぺんまでまっすぐに伸びる枝でありたいと思って、そういう枝になろうとしていると思います。

ただ、自分がその真っ只中にいると、どこに向かっているのかはわかりにくいものであり、まっすぐとか真ん中を保てているのかも不安になってきてしまいます。

道でいうと、この道で合っているはずだと思いながら、舗装されていない道だとか、野山を行くような道が続くののかもしれません。

なかなか開けた道に行き当たらないなと思って、途中で引き返したり、進路を変えたりするようなこともあることでしょう。

実際には、それが効を奏することもあるでしょうが、そのまま進んでいるのが正解ということも多い気がします。

自分の感覚や判断で行うのも良いですが、行き止まりや道が途切れるなど、もうこれ以上は進めないところまで行くとわかることもあるでしょう。

これは、枝葉で思うとわかりやすく、どの枝がもっとも太陽に近いかはわからなく、それぞれの枝の先端までいくことによって、やがて求める枝に行き着くということです。

これを、現実的なことで考えると、思いつく限り、できる限りの精一杯を続けていくことの大切さを思うものです。

何事もやってみなくてはわからないし、やりきるからわかる、そういうことの繰り返しとも言えそうです。

どれがどうなるかわからないけれど、可能性のひとつひとつを突き詰めているから、開く可能性もあるわけですし、後になってどうのこうのと言い訳めいたことをいう余地を潰しているとも言えそうです。

当然何かに挑むからには、失敗よりかは成功を望んでいくものですが、成功の確率を上げるということの裏返しで、失敗する可能性を下げることも視野に入れておくのが良いでしょう。

むしろ、失敗の可能性を下げることに専念することによって、自分の弱点がなくなる、つまり、自分の強みしかないということになるかもしれません。

いずれにしても、自分の思う限界よりももう少し先、もう少しねばってみることで得られる何かがあるように思います。

そのためにも、思いつくこと、できることのひとつひとつを突き詰めていくということを続けていきたいものです☆