柄の大きい話

 

時に、柄の大きな話、スケールの大きな話を聞きたいなと思っても、案外そういう機会は少ないように思います。

ここのゴハン屋が美味しいとか、今はこのパン屋が人気である、そういう話がやたら溢れている一方で、どう生活するのが健全であるとか、お互いに優しく過ごせる地域づくりはどうするのか、そういうことはよほど探していかないと巡り会えないものです。

もちろん微に入り細を穿つようにして、ヒールの高さは7cmより10cmの方が良いとか、ワイシャツの襟はボタンダウンだけでなくワイドも取り入れようとか、こういうことも大切なことかもしれません。

それに加えて、清潔な服装を心がけるとか、身体のサイズに合うように着ることだけでなくて、社会人としてのたしなみのようなこともしっかり把握しておきたいものです。

こういうことから広げていくと、仕事をするにしても目の前の売り上げどうこうもあるけれど、その売り上げを出すこと=日頃の仕事ぶりが、どうやって社会に役立っているのかを知るとか、どういう仕事が多くの人に必要なのかを考えることが大切であるように思います。

さらには、自分のやるべきことが果たして何なのか、この世に生まれ出てきた意味とか生命とは何かを見出していくこともしていきたいものです。

普段の生活に追われてしまっていると、なかなか考える時間や機会はないものですし、誰かが発信していることをキャッチアップすることも難しくなってきてしまいます。

普段のことをしっかりこなしながら、同時に、少しでもこういう大きな枠組みで考えること、柄の大きな話をとらえていけると良いなと思います。

いかんせん柄の大きい壮大なことだけに、急いでやるようなことではないなと思います。

それでも、どこかで"くぐって"おくべきことだとも思うので、先決でもないけれど後回しにするでもないこと、そういうことのひとつだなと思うものです。

また、日頃の目の前のことばかりにとらわれていると、どうしても視野が狭くなってしまいがちなので、空を見上げてその広さを知るように、そういう大きさを感じ取るようなことが良い息抜きになるかもしれません。

深呼吸ひとつしながら、いっそ柄の大きい話に取り組んでみてはいかがでしょうか☆