気持ちを出し切るのみ

 

普段の生活を、「大人」として送っていると、

それほど、感情を露わにする機会や場面って、

それほどないような気がします。

 

「大人しい(おとなしい)」というほどに、

分別のある年齢・年代になっているのなら、

もっと理知的で控えめにいなさいという、

社会的な無言の要請があるとも言えそうです。

 

顔の表情、身振り手振りも行わなければ、

逆に、乏しいものになるばかりです。

 

それは、本来的に良いことなのか、

それすらもわからなくなりそうです。

 

あなたが笑うように、私も笑い、

私も笑うように、あなたも笑ってほしい。

 

喜怒哀楽と広げても、その時々に応じた感情表現を、

カラダ全体でやるようなことがあって良いかもしれません。

 

どちらかと言えば、喜びと楽しみが多い方が良くて、

普段、こういった表記ではほとんどやりませんが、

語尾に「(笑)」、これをつけてみればまずそうなります。

 

【例】今日、カレーライスを食べた(笑)

 

すると、理屈をすっ飛ばして、楽しくなります(笑)

 

ささやかな実験は、これくらいにして、

しかし、カタチから入って気持ちを伴わせることはできるので、

言葉や表情から取り入れていくのは大切です。

 

顔でじゃんけんをするかのように、

思いっきり目を見開く、思いっきり顔をすぼめる、

思いっきり顔をゆがめるようにしてみると、

表情が豊かになりますし、血行も良くなることでしょう。

 

あと、ニッと笑って、1〜2分維持していると、

思っている以上に、表情の筋肉がプルプルとして、

日頃、どれだけ使っていないかを思い知るものです。

 

多くの人にあてはまるであろう、仕事やスポーツの場面でも、

月末に予算を達成できるかどうか、大切な試合に勝てるかどうか、

普段の取り組みと練習がモノを言うわけで、

望んだ結果になれば嬉しいし、そうでなければ悔しい、

しみじみとかみしめるのも良いかもしれません。

 

ただ、こういう時に、露わにして次につなげるというのも必要で、

感情の浮き沈みを、逆に利用していくのも良いと思います。

 

スマートに淡々とこなすのが、大人の振る舞い、

それはあくまでもひとつとして、

わかりやすく、泣いたり笑ったりしている人は、

周囲から見て、むしろ魅力的に思えることもあります。

 

自分自身、なかなか上手に泣き笑いできないものですが、

特別意識せずとも、自然にそうなってしまうような、

刺激的な日々を送っていきたいものです。

 

そして、そのように思っていること自体、

思う方向に向かっているとも言えるのです☆