水玉模様を描きながら

 

水玉模様(ドット)とは、根強く人気のあるモチーフですが、

ポルカドット"とは、ちょうど良い大きさのものになります。

 

もともとはアパレル業界で用いられている言葉らしく、

5mmから1cmくらいの大きさのもので、

これより小さいものを"ピンドット"、

逆に、大きものを"コインドット"と呼ばれています。

 

このように、わざわざ「ちょうど良い」と、

表す言葉があることに、身震いするような感動を覚えるとともに、

果たして、この水玉模様(ドット)に限らず、

自分にとっての「ちょうど良い」とはどういうことかなと、

少し、考えを巡らしてみるのも興味深いなと思いました。

 

色、形、音、大きさや硬さ、その他の感触は、

結局のところ、感覚的なものであって、

どれが正解とも、どれが最も良いとも言えないものです。

 

ある人にとっては満足で、また別の人にとってはそうでない…、

少なからず、自分にとってどれが合っているのか、

それを知るのは、自分自身の理解にもつながる気がします。

 

たとえば、文房具のペンや鉛筆で考えてみると、

いくつも試していると、だいたい似通ってくるもので、

握り具合、インクや黒鉛の紙につく様子、重さのバランスなど、

次第に絞り込めてくることが、想像できるのではないでしょうか。

 

そうして見つけた、珠玉なのか、お気に入りの一本を手に取り、

それでもって、紙上にグルグルと丸を描いてみれば、

きっと、自分好みの水玉模様(ドット)が表れてくるでしょう。

 

紙の大きさ、余白に対して、どのように描くかは、

その時の心理状態や、深層心理さえも出て分析できそうですが、

それはさらなる興味や関心の領域ということになります。

 

もしも、それが紙面いっぱいになっていれば、

もはや塗りつぶしでしかなくなるのは注意です。

 

ただ、そこで描かれた水玉模様(ドット)は、

少なからず、自分好みのものになっているのではないでしょうか。

 

何を良いと思っているかで、それが如実に出てくる、

つまりはそういうことなのでしょう。

 

あとは、どれくらいの間隔で並べるか、

どのような配色にするかなど、

工夫の仕方もまた、枝分かれしてきますね。

 

水玉模様(ドット)を多く、そして長く見ていれば、

それがまた時間帯やタイミングによって、

何でだか「たこ焼き」にまで、連想が及んでしまえば、

この食欲を抑えることをどうするものか、

いやはや我慢はできないのが道理というものでしょう☆