最近は、「メンタルヘルス」と言われるように、
仕事や生活における"心の健康"にも、
焦点が当たることが多くなってきました。
かつては根性論の一択で乗り切れたこともありましたが、
時代の移り変わりや、産業構造の変化によって、
同じような考え方では通用しなくなっている面もあります。
単純に日和っているわけでも、軟弱になったわけでもなくて、
心が追いつかない、あるいは折れてしまうということが、
特に現代の日本では、そこかしこで頻出している気がします。
それら過酷さにもいろいろあって、どうしたものかと思いますが、
ひとつ有効だと思う考えでは、「柳のように」しなやかに、
さまざまな物事を処理していく姿勢・心構えなのかなと思います。
棒高跳びの、あのカーボン製のあの棒のように、
かなりしなってしなるものではありますが、
ほとんど折れることのないほどの強度を持つものがあります。
実際的には、心も目には見えないものですし、
また、諸説によれば、心が折れる/折れないという、
物理的なことには置き換えられないということで、
その代替として、この棒をイメージ化しておくと、
いざという場面でも思い出して、乗り切れそうです。
何事も我慢できる範囲や度量はあるものですが、
一定のところまでは、決して屈することなく、
耐えきるというのも、時には必要なことではあります。
そういう我慢のしとごろ、耐えどころはあって、
どこまでいっても、折れてはいけないのです。
感情の起伏はあるかもしれませんが、動じない、
ある意味では、感じにくくなっているのではないかという、
別の意味で懸念することもあるかもしれませんが、
この「柳のような」姿勢・心構えは有効なわけです。
身体における関節の固さにも当てはまるでしょうが、
よく伸ばして、広げて、可動域を大きくしておいたほうが、
突然、ポキっとなるようなことがないのと、
きっと同じことが言えるような気がします。
その意味では、体調を崩さないというのも大切で、
心と連動しているところもあることでしょう。
なかなか、肉体的、精神的な負担の大きい世の中になって、
敏感なところもありながら、少しくらい鈍感なくらいが、
もしかしらたちょうど良いのかもしれません。
とにかく、心身ともに健やかに、日々の諸々を、
しっかりとこなしていきたいものです☆