海か山かのどちらを

 

夏の厳しい暑さも、すっかり当たり前になってきて、

夏季休暇を利用して、息抜きや気晴らしをどうするか、

少なからず思案する頃合いかと思います。

 

ひとつ、ヨーレイヒーと声高々に、山を行くのは楽しそうです。

 

または、寄せては返す波に身を任せ、戯れるのも楽しそうです。

 

夏の行楽と言えば、大きく分けて「山」なのか、

「海」なのか、あなたにとってはいかがでしょうか?

 

これかあちらか、どちらかを好むとしても、

決して、もう一方を毛嫌いするわけでもなく、

むしろ、こういう時には、なぜそれを選んだのか、

双方の立場から、議論を闘わせるのも有効かと思います。

 

以前、何かしらで目にしたんですが、多くの日本人にとっては、

議論(ディベート)が、本質的には苦手というのがありました。

 

逆に、欧米ではこれらが活発に行われているわけですが、

それはなぜなのかというのを考えてみれば、

自分の立場や意見を、明らかにするか選ぶかして、

しかるべき主張を筋道立てて通すというのが、

文化的に奨励されているというのがあるでしょう。

 

喧々諤々と、時に激しく議論はするけれど、

それはあくまで議論の上のことだけで、

それぞれの立場を貶めるわけでもないし、

逆の立場の相手を打ち負かすわけでもないことを、

前提として、知っているのが大きいと思います。

 

日本では、この部分を分けて考えるのが苦手で、

議論の内容と、議論する相手を同一視してしまいがち、

意見と人格を重ねて見てしまうというのがあるそうです。

 

仕事や生活においても同様かなとも思いますが、

仕事の成果や生活の仕方は、極めて属人的であっても、

当人の資質や性格とは、必ずしも一致するわけではない、

その発想をあまり持たない人も多いような気がします。

 

自分自身も、分けて考えられているかは不明ですが、

せめてそうであろうと心がけているのはありますし、

立場が変われば、モノの見方が変わるのもあるので、

そこでの感じ方に、興味を強く覚えるのはあります。

 

建設的な意味で、ああでもないこうでもないと交わし、

それによって、新たな発想、気づきも多く出るでしょうから、

時間や機会の許す限り、やっていくのが良いと思います。

 

そうして、自分自身が「山」か「海」かどちらをより好むのか、

どちらかと言えば「海」を選ぶなと思いますが、

いろいろ考えられる、その理由のひとつとしては、

「山」の魅力をまだ知り得ていないというのはあるでしょう。

 

「山」派の人がいれば、ぜひご教授いただきたい今日この頃です☆