煙たなびくように

 

これは、今もって有効かと思いますが、

葉巻やパイプをくゆらすというのは、

紳士のたしなみのひとつとしてあげられるでしょう。

 

キューバ産のものが良いだの、どこのが良いのだの、

追求すればするほど奥深いものがあります。

 

葉巻の煙は、肺にまで入れるのではなく、

口の中で香りを楽しむものとされていたり、

パイプを片手に、読書をしたり、会話をしているのは、

風格や余裕が感じられたりして、良い雰囲気が漂います。

 

大いなるダンディズムとして、いずれは似合うようになりたいな、

実際に、煙をたなびかせて、味わうかどうか別として、

持っているという姿が、サマになるようにしたいものです。

 

ここまでは、あたかも少し知っているかのように進めていますが、

決してそんなことはなくて、憧れを想像で補っているに過ぎません。

 

また、多くの人にとっては、タバコの方が馴染みがあると思いますが、

そのタバコでさえ、自分自身、これまで吸ったことがありません。

 

そこを踏まえた上で、読み進めていってもらうと良いかと思います。

 

ここ10年くらいでの変化が大きいのでしょうか、

年を追うごとに、喫煙者の肩身がどんどん狭くなって、

タバコを吸えるのは、ごく限られた空間や場所になっています。

 

少し古めの映画やドラマ、1970〜1990年代くらいでは、

そういうシーンが何事でもないように散見されますし、

事務所、会議室、喫茶店、食堂など、

いたるところで吸うことができたかと思います。

 

ここ何年かのことで、昭和の頃を描いた映画の中で、

喫煙シーンがあるのがいかがなものかと、

少し議論というか、話題になりました。

 

これはおそらく、大きくは二つの側面があって、

ひとつは、成人にとっての健康への影響を鑑みたこと、

ふたつめは、青少年への良くない影響を懸念してのことだと思います。

 

以前は、大人になれば吸っているのが当然という風潮がありましたが、

数年ごとに行われる、値上がりも徐々にありつつ、

健康への意識も高まってきたのも要員ではないでしょうか。

 

吸うことで何かしら気がまぎれるとか、気が済むとか、

何かしら得る効果はあるのかもしれませんが、

それよりもリスクを重んじるようになったことは、

個人的には、良い傾向だなと思っています。

 

あとは、提唱したいことのひとつとしては、

「食後の一服」の代替として、「食後の一曲」、

気持ちを切り替えるのに音楽を聴くわけですが、

まずはタバコは控える、そして、やめるのを推奨します☆