物事の因果を入れ替えてみる

 

物事はスムーズに進む・進まないがあって、

人生は総じて一進一退のことが多いかと思いますが、

そこで何をどのように考えるかによって、

次の一手が決まってくるように思います。

 

そして、そこには必ずというほど原因と結果があるはずですが、

その因果関係をどうとらえるかによって、

気持ちの面でも大きな影響があるような気がします。

 

たとえば、"仕事の受注がないから売り上げがない"場合、

受注がない→売り上げはないことは、自明のこととしても、

発想としては、売り上げを立てるための受注はこれからもらうとすれば、

売り上げを立てることは、結果であると同時に目標となって、

そのための受注をもらうことは、原因であると同時に、

今、自分ができることの具体的なものになることでしょう。

 

感覚的には、隙間を埋めないといけない焦燥感から離れ、

そこにある隙間にピタッと落ち着くようにもなって、

やるべきことをただやるのみというような、

心の安寧が、少なからず生じてくるように思います。

 

また、これは他のことでも応用はできるように思いまして、

"恋人がいないから、今はひとり"の状態の人がいたとしても、

これからステキな人と出会うのだから、今はひとりでいるのだと、

寂寥感からは離れて、前向きに出会いを求めていけるでしょう。

 

これは、コップに残っている水をどう思うのかの発想にも似ていて、

コップの半分に水が入っているのを見て、

"まだ半分ある"ととらえるか、"半分しかない"ととらえるか、

物事の事実とその人なりのとらえ方=解釈は異なるし、

人それぞれではまた、さまざまに思うことでしょう。

 

同じものを見て異なる発想をする人が多いとしても、

どのように発想する方が前向きとか、好ましいとか、

このあたりの合意は取れるようにも思いますが、

"わかっているけれどやめられない"のが、

個人それぞれの発想の仕方であるのかなとも思います。

 

仕事での成果や、恋人の有無だけでなく、

個人の能力にしても同様に発想することが良いでしょうし、

おそらく、その差は次第に大きな開きにもなっていくことでしょう。

 

今はできない、だからやれるようにしていこうと思うのと、

今はできない、そしてこれからもそうだと思うのでは、

明らかに、良くなっていくのは前者の取り組み方になります。

 

平易に言えば、「何クソ精神」のようにも言えますが、

まずは、因果関係を入れ替えるようにして、

発想の仕方を随時改めていきたいものです☆