モノの観察眼。
いつも何を思って、何を見ているのか、
それは、人それぞれにあることでしょう。
おそらくは、興味や関心のあることが中心になって、
気にしているから、目に入ったり、耳に入ったりするものです。
たとえば、ここで何を取り上げて、書き記していくのか、
そのためには、興味や関心だけでないところでも気に留めて、
もっと多くのことを拾い上げていく必要があります。
そうすると、難しさを感じるかもしれませんが、
ある意味、あらゆる物事が対象になってくるため、
目に入るもの、耳に入るものすべてがあてはまります。
そこで、少し意識を傾けることによって、
数の多さも拾い上げられるものですし、
いくつものことが連鎖反応のように結びついてきます。
集中すればするほど、これはできるようになる気がして、
普段の心がけが、上達への近道なのかもしれません。
おそらく、これはまた発想の豊かさともつながることで、
以前、音楽におけるコードを、色に置き換えるというのがありました。
結構前に見たものなので、記憶が正確ではないのですが、
「A」コードは赤、「D」コードを緑にして、
それをA→D→A→Dとやれば、スイカのイメージになると、
音を色に置き換えるのは、受ける印象が異なるなと、
ミュージシャンの頭の中を垣間見た気になりました。
そう考えていくと、見たままから何を思うのかもそうですが、
何かに置き換える、別のものと結びつけるなどしていけば、
ひとつ見るだけでも、いくつものアイディアが浮かんできそうです。
写真を撮ることでもそうですが、この世界をどのように切り取るか、
それによって表れてくるもの、表したいものが出てくるので、
何かを思うのなら、何かしら発信していくのが良いでしょう。
ここまで雑多に考えを張り巡らせていくと、
どちらかというと視覚に頼る部分が多いのかなと、
「目は口ほどに言う」なんて言い回しもあるくらいですから、
それは、だいぶ正鵠を射ていることになるでしょう。
ここでまた、興味深いことのひとつがあって、
自分と誰か、向かい合って見つめ合う、
相手の目の中に映る自分を認めるのは、
相手を見ているようで自分を見ているという、
倒錯した感じになること請け合いです。
最後に、あなたが世界を見ている、それと同時に、
あなたもまた、見られているわけで、
それを念頭に入れておくと良いと思います☆