相容れぬことは少なからず

 

寛容な気持ちを絶えず持ち合わせるということとは別に、

どうしても相容れない、苦手だなと思うことはあるものです。

 

目に見えて、身なりが清潔でないとか、異様な様子であれば、

遠目にも回避できそうですが、実際に対峙して、

そこで気がついてしまうことは、なかなかに悲劇でもあります。

 

たとえば、香水を全身に行き渡るようなくらい過度に振りまいていると、

良い香りと感じる以上に、「臭い(くさい)!」となってしまって、

鼻がひん曲がってしまうような心地にもなるものです。

 

芸能人とかアーティストで"ただならぬ者"を演出するならまだしも、

市井の人で、実際は鼻で感じるのですが、こういう人を見かけると、

もしかしてこの人は自信がないのかな?なんて思ってしまいます。

 

自分の自信のなさ・少なさを、香水や服装なので補おうとする、

結構無意識的なところでやっているのかもしれないわけですね。

 

すると、こちらも鼻で呼吸をしないようにすれば鼻にかかった声となり、

お互いに、気になるところがある同士で、対峙し続けるはめとなります。

 

ただ、香水をつけるのが良くないと言いたいわけでもなく、

雨や湿気の多い日では、より香りが強くなることもありますから、

何事もほどほどが肝心ということかもしれません。

 

少しずつシュッシュと吹きかけるのが増えてしまうのは、

心がけでどうにか処することのできる問題ですからね。

 

また、癖や知らず知らずやってしまうようなところで、

香水以外でも気になることのいくつかはあって、

視線が妙にキョロキョロして正視できなかったり、

まばたきをする時に白目になるような不自然さだったり、

こちらも落ち着かないような気持ちになることがあります。

 

いわゆる「目は口ほどにものを言う」ように、

心理状態が目に如実に現れてくるものですから、

目の動きがそのまま相手にも影響してしまうので、

これは、自分自身も気をつけたいところです。

 

あとは、足を組むとか、独り言、貧乏揺すり、

爪を噛むような類のことは苦手な方に入ります。

 

このあたりは、好かれないまでも嫌われないために欠かせなく、

それだけに意識して、やらないとか改善するとかの心がけが必要です。

 

こういう感覚をお互いに持ち合わせて、言い合えれば良いものですし、

それぞれに適した優雅な振る舞いができれば、より良いのだと思います☆