知性と教養を重んじて

 

食事とともに楽しんだり、ワインだけで楽しんだりできる、

ワインの世界は、実に奥深いものだなと思います。

 

ワインの、特にイタリアワインの基本的なところを押さえつつ、

さらに知っていきたい思いを表していきましょう。

 

ワインは、まずは赤か白かというところからはじまり、

味わいも甘口から辛口まで分かれてきます。

 

フランスでは限られた地域で作られているのに対し、

イタリアでは、全20州で作られているしし、

しかも、原材料のブドウの品種にしても、

実に多種多様で、500種類以上を数えるそうです。

 

また、ワイン法によって格付けがなされていますが、

必ずしも格が高いからといって、価格が高いわけでもなく、

そのワインがどのようなものか知っていることが、

価値を見分けることができるわけですね。

 

熟成したり、保存したりするのに樽(大樽・小樽)を用いる、

あるいは、ステンレスを用いるなどによって、

酸味の出具合が変わる、樽の香りもつくなど、

目的と用途によって使い分けられています。

 

ワイングラスの形状も味わうには大切で、

それはなぜかというと、香りもともに味わうためです。

 

ほとんどは無色透明のグラスになりますが、

グラスを回して、香りを楽しみつつ、

その色味や回してわかる粘性も見ながら、

苦味や余韻を楽しむことができます。

 

あとは、長く熟成しているような年代物もあるし、

生産者や技法など、歴史からもたどっていくことで、

知識の深まりや広がりがまた、味わいに奥行きをもたらします。

 

味わいも知識も、知れば知るほど楽しくなってきますし、

こういうことをあらゆる角度からも知りつつも、

何より、レストランやバーに行くことを通じて、

ワインとともに誰かと特別な時間を過ごすことが、

生活や人生をより豊かにするわけですね。

 

そこでは無論、ひとりでも構いませんが、

食前酒はどうする?料理に合わせてはどうする?など、

一定のルールやセオリー、マナーはあるものの、

そこで、趣向を凝らすというのも乙なものです。

 

場合によっては、ソムリエやサーバーの人がいるので、

その方とのやり取りによってどう発想するのか?

そこでも、腕が問われるわけではないですが、

少し試されるようなこともあるかもしれません。

 

ステキなところで、ステキな人と過ごす、

この最も大切な極意もあるわけですが、

それはここで明かさないことにしておきます☆