積極的肯定姿勢

 

普段、多くの言葉を使って話したり、書いたり、ここの場合では打ったり(=入力したり)しているわけですが、それでもほとんど使わない言葉や表現はあるものです。

そのひとつとしては、「羨む(うらやむ)」がそうかなと思いますが、これでは相手とか何かを良いなと思いながら、どこか足を引っ張ってやろう、揚げ足を取ってやろうというような魂胆が見え隠れします。

同じような意味合いだとしても、これを「憧れる(あこがれる)」とすれば、遠い彼方にあるようなことでも、いつか届いてやろう、いつか自分もそうなろうというような、前向きな姿勢が感じられます。

自分が変わっていくことでステキなことになるのであれば、それはとても良いなと思うわけで、いつまでも同じところにいるばかりでなく、変化のためにはそれこそ東奔西走するくらいの勢いが必要なのかもしれません。

同じような行動や発言をしているとしても、もう少し厳密なところでどのような物言いをするのか、それはその人の本性を移す鏡であるようにも思います。

できる/できないのところで、率直にできるからスゴい、できないからダメだと決めつけるような風潮や傾向があるものですが、できないことをできるようにする、できることはもっと上手にできるようにする、それが大切なのではないでしょうか。

結果ありきではなくて、その途中の過程も見るような、そういう視野の広い、そして、長期的な視点でもって見ていくのが良いように思います。

考え方自体、頭の中で言葉や論理を駆使していくものなので、同じ言葉を用いるにしてもそれをどう組み合わせていくのか、どう組み合わせていくのかで千差万別になっていくことでしょう。

何を基準にしていくのか、言葉そのものでなくて、その向こう側にあるような、どこか優しい眼差しをも含んでいると良いなと思うものです。

こういう、普段の言葉遣いで自分の気持ちも、相手の気持ちも変わるものですし、あるいは、状況やその変化においても大きく影響をするものと考えられます。

迂闊に物言いをしてしまっていろいろ台無しにすることもできますし、もう少し思慮深く対応することもできるので、日頃の態度や姿勢がモノを言うのかなと思ってしまいます。

相手を貶めるのではなくて励ますように、そういうステキな言葉を多く用いていきたいものです☆