突如重なり出す

 

人を変えても同じようなところに行き着く、または、何度考えても、いろいろな考え方を用いても、大切なことはだいたいそのあたりかと行き着くようなことがあります。

もちろん、表現の仕方は異なりますし、何もかも同じと言うわけではありませんが、それでも不変のものとして通底するものは変わらないのかと思うものです。

ある時期、書店には「人生で大切なことは○○から学んだ」的なタイトルの本が多く並んでいましたが、これもそういうことの一端なのかと思う次第です。

どのような事柄であっても、つきつめればその真理とか真髄とかはあるもので、それが他の事柄にもあてはまるということなのかもしれません。

この世のことは、人のやること・なすことで成り立っているものですし、自分の頭や身体(と、時々、心)を駆使することは、誰にとっても共通することでしょう。

最近では、大きなとらえ方として"人はいかにして生きていくべきか"ということに個人的な興味があって、いろいろな人の話を聞いたり読んだりしています。

それが、哲学なのか実業なのかスポーツなのかの区分けはあるとしても、一流の人はどこか同じような物言いになっているような気がします。

もちろん同時代的には、活躍する分野は異なれど交流は少なからずあるでしょうし、本当に大切なことはいつにおいても大切なものです。

武士であろうと、アスリートであろうとも、果たすべき役割をまっとうしていくべきで、目に見える形は異なるかもしれないけれど、本質は似たところにあるわけです。

それはまたフィクションの世界でも同じようなことで、ドラゴンボールを集めたり、ひとつなぎの財宝を追い求めたりする中にも感じ取れる類であるように思います。

本を読むでも、歴史を辿るでも、フィクションに浸るでも、そうやって自分なりのテーマを持ちながら臨んでいるのであれば、"なるほど!"と思う他にも"やはり"と思う箇所は多くなっていくもので、その裏付けやさらなる確信を得るために、さらに探求するといった具合です。

また、それをもって自分の生活や身の回りに当てはめていくことが大切で、そうやって学んだことと体験していくことが合致していくようであれば、なお嬉しいわけです☆