適度な均衡を保って

 

何事もそれなりに均衡を保つことが大切で、極端なまでにやり過ぎるから良いというものでもありません。

筋力トレーニングで思い浮かべてみるとわかりやすいと思うのですが、重いものを持ったり、何回もやったりすることで筋肉に十分な刺激を与えることができるのですが、これをやり過ぎると関節を痛めるとか、筋繊維がちぎれてしまうようなことになってしまいます。

そうなってしまっては一回あたりの代償が高くついてしまって、その後の時間や月日の過ごし方が無為になってしまいかねません。

その時のトレーニングで十分に力を使い果たすことも大切なのですが、ある程度継続しないことには、身体の変化がついてこないもので、そういうピークを持つことと日を開けて繰り返すことの均衡を保っていくのが良さそうです。

または、起きている時間をすべて今の自分の取り組んでいることにつぎ込むからと言って、不眠不休でやるのもまた健康を害してしまうようなこともあるでしょう。

適度に休日を挟んだり、一日のうちでも休息を挟んだりするから、かえって、仕事や勉強に取り組む際に、十分なパフォーマンスや集中力を発揮できるものです。

人生はとかく長い距離を行くようなものでもあって、短距離での勝負もあれば、長期戦で戦略的に挑んでいくことなど、いろいろなものが含まれているわけです。

あまり無理が無理を呼んで命尽き果ててしまえば元も子もありませんから、土俵際に押し込まれながらも決してもう一歩を後ろに踏み出さないようにしていきたいものです。

残っていればどうにか逆転の糸口も見出せるかもしれませんし、状況が変わるまで辛抱強く耐えることもできるでしょう。

そういう瀬戸際を見極めるというような、自分のできることとそうでないことの限界を知りながら、その境目を攻めていけるような、慎重さと大胆さを兼ね合わせておくのが良さそうです。

こういうことも、いろいろな局面を乗り越えていけば何かしらのコツをつかむようなもので、上手に綱渡りもできるようになるかもしれません。

こういうことのひとつで思い浮かぶのは、今の季節は乾燥しているから水分を多く飲むようにしたいけれど、あまりに多く飲んでしまえば尿意を催すのが早いということがあります。

一日で何リットル飲むべきとして、それでもいっぺんに飲むのではなく小分けにするような工夫を、随所で行なっていきたいものです☆