競い合うにふさわしく

 

日頃、より良いものを目指してそれぞれに励んでいるものですが、

思いを同じくし、切磋琢磨できる相手が身近にいるというのは、

自分の張り合いにもなるし、刺激にもなります。

 

ひとりでやるぞ!と思ったところで、人の心は弱いものですから、

いつでもどこでも奮起しているというのは難しいかと思います。

 

時に、勝敗がついて明暗を分けるかもしれませんが、

打ち倒す相手ではなくて、競い合う相手が、

「好敵手(ライバル)」となり得るのだと思います。

 

腕相撲がその良い例かと思いますが、

相手がいるから、拮抗して力が入るし

勝ちたい気持ちが、さらなる力を引き出すかもしれません。

 

そもそも、スポーツの多くで相手がいないのは考えにくく、

わかりやすく言えば、相手チームのいないサッカーのようなもので、

スムーズにボールを運んで、ゴールに入れたところで楽しくない、

逆を言えば、相手がいるから相手の陣地にも容易に入っていけないし、

ゴールを狙ってシュートすることすら阻まれるかもしれません。

 

しかし、それがあるから、さらなる上達を目指すものだし、

勝つということにおいては、強さを求めるということになります。

 

相撲、柔道、レスリングなどの組み合う競技では、

まさに一対一でのぶつかり合いで成り立つもので、

また、「格闘技」というものが、単に勝敗を決するだけでなくて、

「格(順位)を巡って闘う」ものであるから、

相手との関係性は、より密接になっているような気がします。

 

これは、スポーツという枠組みで、ルールがあるから、

きっと想像も、実際にやることも容易かもしれませんが、

この原理・仕組みを上手に活用して、

普段の仕事や生活に取り入れいくことが必要かと思います。

 

これは、性格的な好みということもありますが、

競い合う相手がいるから奮起するのを好む人は、

だから身近なところに、そういう人を求めるのであって、

それで望む通りかそれ以上の成果や結果を得るのであれば、

別段、責められるようなものではないことがわかってきます。

 

仕事や生活において、いつも良いパフォーマンスをする人は、

こういうのもどんどん活用して、力を出せる状況にする、

きっとその差異だけなのだと思います。

 

ただ、そのちょっとした差異であるようなことも、

知っていて、実際にやっているのにはかなわないので、

負けじ劣らじ、こちらもやっていくのが良さそうです☆