絶えず送り込むように

 

風船に絶えず空気を送り込むような、お腹が空いたらゴハンを食べる、疲れたら寝るといった具合に、自分自身の生活を維持するために必要なことがあります。

そして、維持するだけでなく、より活発に、より元気に動けるように、より風船を大きく膨らますようなことも大切なことになってきます。

そのためにはカラダを鍛えるとか、栄養について学ぶことが求められてくるものです。

しかも、これらは一旦済んだら後は特に何もしなくて良いなんてことはなくて、いつもだいたい同じようにして力を注がないといけないことのような気がします。

一度にどんぶりゴハンを何杯も食べることができないように、また、24時間とかそれ以上寝続けることもできないように、適度に分けて"続けて"いかないと成立しないわけです。

そもそも、口の閉じることのない風船が膨らんでいる状態というのは、抜け出る空気と入れ込む空気とのせめぎ合いのように思いますが、自分の、こちら側の感覚としては絶えず空気を送り込み続けないといけないことになります。

それだけに、ほとんど同じようにして維持し続ける、それも長きに渡ることの大変さを思うものです。

もう少し言及してみれば、自分自身のやる気でもそうですし、あるいは、人間関係でも同じようなことが言え、それは会社やグループのような大小の組織・集まりでも同じことなのかもしれません。

吹き込む空気の強さや頻度が変われば、当然風船の中にある空気は増えたり減ったりするものですし、大勢が関わればそのバランスもまた不安定で流動的になることでしょう。

それの移り変わりを見てみれば、あの時は良かったのに今はどうなんだとか、そのまた逆もあるはずです。

時間の経過にさらされて、ずっと良い状態が保てないのは道理なので、いかに手を施すのかはずっと考え続けないといけないことのように思います。

こうしてなぞらえていくにしても、直接的な感覚や経験にも落とし込めるものですが、あるいはそれはひとつのメタファー(隠喩)かもしれません。

もう少し異なる角度で言えば、最近は「呼吸」のもたらす効果の大きさを知りたい思いがあるので、まさに吸う息と吐く息のメカニズムを解き明かしたい気持ちがあるものです。

いずれにしても、どうしても同じでいるわけにはいかないし、いられるものでもない、これがどうつながっていくのかは今後のお楽しみでしかないのです☆