オンライン、パソコンでできることは多いけれど、パソコンを使ったからといって何もかもが万能にできるわけではない。
欲しいモノをクリックして、家まで届けてもらうこともできるけれど、そのクリックから家に届くまでは、至極アナログの、人の手によってなされるもの。
誰かに肩を揉んでもらいたいと思って、依頼をしたり、揉み方を調べたりはできるけれど、自分がどこかに足を運ぶか、誰かに家に来てもらうしかない。
パソコンの画面からニョキッと手がのびてくるわけではないので、どこまで何ができるのか、それも含めての使い方次第。
Jさん(LUNA SEA)が以前、「オレのライブの熱は、決してダウンロードしきれないぜ」という向きのコメントを発していましたが、その場でわき起こる熱狂や情熱のようなものは、決してデジタルに変換できるわけではありません。
そういう、人の手の温もりだとか、人の放つ熱は、やはりその場に居合わせて感じるもののように思います。
今のご時世、オンラインでできることも多く、万能のように思ってしまうけれど、人と人、顔を突き合わせて話すのが、実際の距離のみならず心理的にも近づくようではあります。
そういうことを望むのであれば、その通りにするのが良くて、ただ直に間近に会うも良いけれど、そうでないこともあるようです。
人によっては、画面越しと言いますか、適度な距離がある方がかえって心を開いて話すことができる、そういう人もいるということです。
このあたり、オンラインかどうか、実際に会うのを好むかどうか、仲を取り持てるかどうかの、絶妙にして良い具合の組み合わせ次第ということなのでしょう。
普段は、即座にやり取りできるメールや電話も良いけれど、温かみを感じるような手書きのメモや手紙、あるいは実際にあって話すようなこと。
どうしても便利さにかまけてしまいそうだけれども、今後は、用途や目的に合わせて、何が最善なのか、そういう選び方が目立っているように思います。
それだけに、センスが問われるようなことにもなるのでしょう、ただただ大声で叫べば届くというようなことではないということです。
今までの何が同じようにできて、何が変える必要があるのか、どうにも手探りの日々が続きそうです☆