言葉の力を背負って

 

頭や心の中で何を思うのか、これは普段何を言うのかに関わってきますし、何を言っているのかに従って、目の前の景色が変わってくることがあります。

思っている以上にこの積み重ねの威力があるもので、せっかくのことなら気軽に試すつもりでやってみると良いと思います。

この"せっかくだから〜"もそうで、効果があるのかどうかは(事前には)わからない、それでもやってみようと奮起をうながす言い方です。

それで効果があれば嬉しいし、たとえそうでなくても行動に起こしてやってみることの価値はある、だからいずれにしてもやってみるのが良いという意味合いが込められています。

この対極にあるのが"どうせ〜"という言い回しで、これはやっても無駄とか、やっても仕方がないというように、事前から「ない」ことを考えてしまっています。

こういう言葉を使っていると、磁石に吸い寄せられるように、やはりそうであるようにしてまうので、極力使わないというのが挙げられます。

こういうちょっとした言い回しで、どうしても消極的とか、何かを否定するように言ってしまうもので、自分の言動を今一度確認したいところです。

こういうことを考えていくと、たとえば年収を1000万円にしたいと思う場合、普段の一ヶ月の収入に「100万」をつけてみるとどうなるかを試してみたいと思います。

確かに今はそうではない、それでも「ある」と思っていけば、そうなる確率は徐々に高まっていくようにも思います。

八百屋の買い物で、お釣りを「はい、10万両」みたいに大仰に言うとしても、それが10円であってもこれは愉快な気持ちになるということにおいても有用だなと感じるひとつです。

案外、こうやっているうちに少しずつお金にまつわる話題が多くなって、実際の金銭も手元に増えてくるものかもしれません。

そういうつもりで考えて動いていると、その方向に引っ張られていくので、例をいくつもあげるまでもなく、何はともあれ言ってみるのが良いなと思います。

年齢にしても「10万何歳」と言っていけば、10やそこらの年齢はわずかな差でしかなく、いつの時も若々しく=好奇心旺盛になるでしょうし、それこそ「10万100歳」というのもあっさりかなうかもしれません。

もしも自分がそうなりたいことが、仕事、生活、恋愛、趣味などの中にあるのなら、それに関して楽しくなる言い回しをいつも口にするのが良いように思います☆