記号的に透かしてみれば

 

人は、「見た目が9割」とか、第一印象が大切だとか、

まずもって外見が与える印象が大きいことが言われます。

 

顔や、表情においては、目鼻立ちの良さ、

背丈や体格においても、同様に取り沙汰されがちですが、

それよりかは、全体の雰囲気という方が、

よほど大切なことのように思います。

 

結局、清潔感があるかどうか、髪は乱れていない?

身だしなみにどれだけ意識が向いているかという、

基本的なことが、よほど大きく作用しそうです。

 

これは、服装や身につけるもの、所持品など、

どのような印象を与えたいかの"逆算"によって、

与える印象を、コントロールできるということでもあります。

 

1990年代くらいの、プロ野球選手では、

キハチネックレス、セカンドバッグ、外車のキーみたいな、

それがわかりやすい、服装・格好であったわけです。

 

または、ちょんまげ、着物、刀となれば、「侍」となるわけで、

それほど難しく考えなくても、できるのかなと思います。

 

実際にプロ野球選手であるとか、侍であるとかも大切ですが、

自分がどうなっていきたいのかの投影でも良く、

それはある意味、記号的に先取りするということになります。

 

見る人も、相手がどのような人かを推し測る時に、

このような記号的な認識をして、判断するわけです。

 

同じ人であっても、仕事ではスーツを着たり、

家では、リラックスした格好になったりもします。

 

場面ごとに合わせた、適した服装や格好もありますし、

どの時点で、目に入るかというタイミングの問題もあって、

外にいる時は一層、見られていることを意識するのが良さそうです。

 

それが、自分で似合うかどうかはわからないもので、

どうしても好みで選ぶことが多いのかもしれません。

 

相当に、自分の内面や外見の両方を熟知していて、

極めて適切に選び出せるのであれば、何の問題ありませんが、

そうでなければ、どこかしらが惜しいというのが、

多くの人が陥っている状況かもしれません。

 

非常に、オシャレが進みすぎて、行きすぎて、

余人をもってして理解しがたいという、

奇抜さもどう処理していけば良いのかもあります。

 

それは、どうやって着るのですか、

洗濯はできるものなんですかと問いたくなります。

 

そうなると、基本に立ち戻って、

清潔感のある身だしなみを心がける、

面白みはなく、無難なのかもしれませんが、

良い印象をもってもらうには、

最適なのかもしれません☆