誰かの心に届くように

 

日頃、それなりに文字を繰り出して、

読む人にとっての、何かの益になるようにと、

そうでなくても、自分の思いや考えの一端が届けばと、

それなりに殊勝な思いを持ってやっているわけですが、

最も早いのは、目前にある人に向かって、しかも目を見て

言葉を解き放つことかなとも思うわけです。

 

こちらとしては、いきなり話したいとなっても、

そもそもが耳を傾ける態勢になっていなければ、

視線すらも明後日の方向に向いているともなれば、

こちらの自己都合の押し付けになってしまいますので、

聞かれたら答えるくらいが良いのかなとも思います。

 

普段、何を考えているのかわかりにくい向きもあるようですが、

いたってシンプルな、今日はお昼に何を食べようかなとか、

今日の天気は晴れだから云々ということが多いです。

 

このあたりの、話すかどうかの采配は慎重にするべきものですが、

少なからず、自分の中にある思いや考えのいくつかを、

できるだけ遺漏のないように伝えたいなと、

そのために言葉や表現を駆使していきたいわけですね。

 

この今まさに読み進めているこちらは、

基本的に公開しているので誰でも目を通せるのですが、

どういう人が目を通しているのかの実態は、

正直わからないなというのがあります。

 

特定の、あの人は読んでいるのだろうかと、

ここの在り処を知っている人を思い浮かべつつ、

何かのひょんなきっかけで行き着いた人もいるでしょうから、

できるだけ読みやすい(リーダブル)であるように、

心がけているようにしているのは、一方であります。

 

自分の中の、胸中とか脳内とかのどのあたりが、

取り上げるような対象となっているかで言えば、

「普段の会話では出てこないけれど、機会があれば言いたいこと」、

これがひとつ前提としてあるような気がします。

 

姿勢として、字面による言葉の効力を信じてやまないわけですが、

どうしても直に話すとか、声に乗せるとかでの、

伝わる度合いも随分変わってくるのはあるでしょうから、

会話や発声と相互に補完するものとしてあるのが、

実際の要素としては、大きいのかなとも思います。

 

時に、ここでしか取り上げていないニッチな内容を、

不意に尋ねてみてニヤリとするようなことがあれば、

それはあなたがこれを読んでいる証左となるので、

何らかの形で試してみたい思いはどこかにありますね☆