足取り軽やかに

 

骨折や加齢、その他の理由によって歩き方がぎこちない以外に、足の格好や歩き方の不自然な人が、意外と多いのかなと思うことがあります。

靴を引きずるように歩くとか、妙に内股すぎて膝だけが内側に向いているとか、歩き方の不自然さのみならず、筋肉や骨格にまで影響を及ぼしているような気さえするものです。

こういうことは普段の思っていることや考えていることが表れるようでもあり、または、極端に無頓着であるために支障が出ている、そのように考えることもできるかもしれません。

いくら一度に歩く距離や時間が短いといっても、それが積み重なっていけばそれ相応のものになるわけで、いつも足元に意識を向けないまでも、時には自分の歩き方を確かめるのが良いように思います。

また、自分で確かめるにしても鏡や窓ガラスに映して、全身を見るもの良いものですし、誰かに見てもらって率直な意見を求めるのでも良いでしょう。

こういう、歩き方をじっくり眺めているうちに、その人がどういう人であるのか、歩き方を通じて読み取れることもあるのかなと思っています。

たとえば、自信のある人は胸を張って、足取りも颯爽としているけれども、逆に自信のない人はそういう歩き方になっていないし、かえって周りの人に不安や不快な気分を与えているかもしれません。

これが、自分の自覚なしに周囲によからぬ印象を与えているようでは、自分の自信もまた次第に損なわれていってしまうことも考えられるものです。

少しでもそういうことに気がつくことができたのなら、自信のある人や自分が見て憧れるような人の真似をすると良いように思います。

自信が心の中で持ちにくいのであれば、先に歩き方を取り入れることで、良い影響を及ぼすこともできるはずです。

そうやって足取り軽やかに、きわめて颯爽と歩けるのであれば、自分自身の印象や雰囲気が変わるために、足を踏み入れる場所も何かしら変わっていくことでしょう。

"たかが一歩、されど一歩"というように、思いもしないようなステキな場所に足を踏み込んでいくことで、自分自身の生活や仕事など、取り巻く状況がいつの間にか変わっていくかもしれません。

意外と足元に不注意であるとか無頓着な人が多いなという印象なので、今一度考えてみると良いように思います☆