身のこなしを優雅にする

 

人の立ち姿やたたずまいというものは、精神的な(あるいは、抽象的な)立ち方・立ち位置=スタンスとも相関しているように思います。

それはまた、服の着こなしにも当てはまるように思いますが、サイズが合っていないとか、だらしなく着ている人は、思いの外多いようにも見受けられます。

さらに、足元にも注意を向けてみれば歩き方に違和感を覚える人もいて、そういう人は靴に選び方もそうですし、そこに粗忽さのようなものも感じてしまいます。

見た目ばかりで判断するわけではないのですが、まずは見えるところから推し量るということもあるわけで、その通り外見は内面を表すような側面もあって、ぞんざいな人はやはりそのように見えるし、清々しい人は清々しいままでいることがあるものです。

意外な一面を持つ人もいるでしょうが、案外最初の印象というものは後になっても大きく変わることはないように思います。

さらには、アティテュードという意味での姿勢や心構えにもつながるところもあって、その人が前向きであるとかひたむきであるとかは、必ずしもどこそこのブランドを着ているのかということではなく、何をどのように着ているのかから次第にわかるところなのかもしれません。

たとえば、野球のイチロー選手やサッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手のように、一流のスポーツ選手は、身体(フィジカル)を鍛えているのはもちろん、心(マインド)をいつも研ぎ澄ませているため、それが無地のTシャツであってもきっと"画になる"ことでしょう。

体型ということでも、引き締まっている人は日頃の節制や工夫が多少なりともあるために、意志の強さや自身のコントロールが行き届いているということになって、そこから得る信用というものもある気がします。

そのためには、特にスポーツ選手に限ったことではなくて、心身を日頃から鍛えておくとか、それなりの健康を保つという感覚があると良いなと思うわけで、何事にも興味や関心を持つようになっていきたいものです。

初歩的なところでは、たとえ同じ人であっても、猫背であるのと、しっかりと胸を張っているのとでは、他の人に与える印象がかなり変わるということですから、まずは姿勢を正して、しっかり歩くということからはじめていけたら良いのではないでしょうか。

それだけでも、だいぶ前進であること間違いなしです☆