軽やかに踏み込んで

 

自分自身にとってまったく未知のことであったり、知らないこと=無知のことであったりすると、それに対峙する時にどうしても"ためらい"を覚えてしまうものです。

頭で考えすぎるあまり行動に移せないこともあるかもしれませんし、妙に慎重になり過ぎてかえって良くない事態を引き起こすかもしれません。

今までにやったことのないことをするのだから、どうなるかは事前に読み切れることはないですし、その時どうなるかにしても先にわかるということはないわけです。

そこで精一杯力を尽くすことは大切ですが、やたら力むことはないですし、ぎこちなくなる必要もないわけです。

これは事後的に、やってみてそこでわかることでもあるのですが、思っていたよりスムースに進むとか、気がかりになっていたことがまったくそんなことはなかったということに思い至るものです。

何かに挑むということは、その取り組みによってかなえたいことや達成したいことがあるのだから、そちらの「そうなると良いな」ということに思いを馳せるのが良いのかもしれません。

途中ではつまづくこともあるでしょうし、どうにも行き詰まるということもあるでしょうが、それをそのままにするのが良くないわけです。

失敗を失敗のままにしているのが最も大きな失敗である、成功につながる失敗であればそれは失敗ではないという、禅の問答みたいなことを当てはめていくのが得策というものです。

または、失敗か成功かと考えるから、必要のないところで気を揉んでしまうかもしれません。

それよりかは、実際はそういうことになっているとか、それが自然の成り行きであるように思えれば、深刻になることもなく、あるがままにコトが進んでいくとも考えられます。

太陽が東から昇って西に沈むように、季節や時期によっては時間や日の差し方が変わるかもしれませんが、概ねのところに変わりはないわけです。

明日急に太陽が活動をやめるとか、地球の自転が止まるようなことはないですから、そういう大きい物事に対して信用を置いておくと、それ以外のことは気がかりではなくなるかもしれません。

物怖じせず軽やかに、思うことが思うようになるように、気持ちもカラダも軽やかにしておくというのが先に意識しておくのが良いでしょう。

そして、それが上手に物事を進める最上の考えでもあるのでしょう☆