近くて遠い

 

年末年始とか年度の変わり目を思うと、これまで出会ってきた人のことを思うし、または今後出会うであろう人のことをそこはかとなく思うものです。

今時点で変わらずに連絡を取っている人もいれば、どこかの時点でそれっきりという人もいるのは、自分自身の歩みの移り変わりによって次第にそうなっているわけで、これを機に少し見つめ直してみるのも良いかもしれません。

わかりやすいところでは、かつて同じ学校に通っていたとか、かつて同じ職場に勤めていた人を思い返し、今はどうしているのか思ってみてはいかがでしょうか。

ただ、一時期近いところで時間を過ごしていたからといって、数年〜十数年も経ってしまえば、それは他人も同様かもしれません。

それなりに多く話したとか、だいぶ仲良くなっていたなと思ったところで、なるほど今は昔というか、すでに連絡の手立てを知らなければ、より多くの時間を経たものだなと思うものです。

誰にとっても自分以外の人は、自分自身ではないということで"他の人"ではあるのですが、前述のような、あるのかないのかわからないような「つながり」を今の時点で持ち出されたところで、どうにか苦笑するのが関の山であろうということです。

これが、疎遠にならずに連絡も取っているのであればまだしも、そうではなく今に続いていないのであれば、「改めまして・初めまして」の姿勢で接点を持つところからやるのが賢明であるはずです。

お互いに顔と名前を知っている、会えば多少は会話が続くのであれば、こういう少なからずある「つながり」をたどってみると、何か興味深いことが起こるかもしれません。

また、懐かしさばかりでは新しい何かは生まれないもので、引き続きあるためには、少なくとも今後の年始のやり取りはするとか、数年に何度かは会うみたいなことをしていると良いなと思います。

不思議なもので、同じような地域や場所で活動したり、日々の暮らしを送ったりしていても、関わる人もいればそうでない人もいて、後者の方がむしろ圧倒的多数というとことにおののいてしまうものです。

関わりを持つのはそれなりに「縁」があるということ、あまり無下にせずにそれに導かれるがままに任せるのが良さそうです。

外を歩いていて急に声をかけられたら驚いてしまうものの、それでもいくらかの会話でもできれば良いのかなと思う今日この頃です☆