今年も、いよいよ梅雨入りということになって、
雨の多く降るようになるのだなと、
傘をカバンに忍ばせながら、空を見上げるものです。
この季節が来て思うのは、紫陽花の存在で、
その咲く様子を見ることができるだけでも、
湿度の高い雨降りの日々も、ほんのり心が和みます。
余談ではありますが、春の芽吹きから続いて、
梅雨の紫陽花、夏の向日葵、秋の紅葉と、
象徴的な草木、花々が、これより続いて登場します。
歳を重ねるごとに、道端に咲く花、
季節ごとに現れる花々を見ることが増え、
少しずつ時間の経過する様子を楽しんでいます。
母が花を愛でる人だから、その影響なのでしょう、
できるだけ見た目に加え、名前も香りも知るようにしています。
なかなかに生きるだけでも精一杯の日々にあって、
季節ごとの移ろいを感じながら、今の奮起につながるように、
また、いっときの安らぎを求めるようにして、
空を見上げ、周囲を見渡すだけのゆとりは持ち合わせていたいものです。
さて、雨ということに引き戻せば、
雨が降れば濡れることもあるし、
湿度が高いのも、結構心身に影響があるものです。
それでも、あえて良いところを見出すとすれば、
肌が潤うということはあって、それを大いに評価すれば、
すべてを忌避するようなものではないなと思うわけです。
また、水を多く湛えることで、生活にも恩恵をもたらしますし、
自然においても、力強く生育することにもつながることでしょう。
そんな雨降りの日々、お気に入りの傘を見つけて使うも良し、
予期せぬ雨に降られるような時でさえ、
雨宿りや相合傘をして、見知らぬ&すれ違いだけの人とも、
一時の交流を持つことだってあるはずです。
夏の、暑い季節の前のひとしきり、今は今で楽しみつつ、
心は晴れやかにいくのも乙なものかもしれません☆