風に身を任せてみれば

 

努力や熱意、信念、覚悟などの諸々による、

自分の取り組み方で、変わる事柄もあれば、

それだけではかなわないことも多くあるものです。

 

歯をくいしばるような、不眠不休で立ち向かうような、

そういう勝負の局面も、あるにはあるでしょうが、

ただ、それだけでは立ち行かないこともあります。

 

何をどのようにすれば良いかの、

明確なレシピ=答えみたいなものはないのですが、

徐々にでも上向きになるようにするだけの、

そういう意味での、取り組む不断の姿勢は、

絶やしてはならないように思います。

 

時としてありがち、やりがちなことが、

考えると称して、実際は悩んでいるだけだったり、

息抜きをするというながら、ただ無為に過ごしてしまったり、

言うことや思っていることとは異なることをやっている、

そういう場合も、結構思い当たるのではないでしょうか。

 

常に、定規で線を引くように、寸分の違いもない、

そういうことをする必要はありつつ、

しかし、どちらかというと手でそのまま引いた線が、

どれだけ意のままにできるのかというところに、

成長の余地があるような気がしてなりません。

 

考えるにしても、悩むのとは分けて進める、

休むにしても、しっかり休まないと、

次への活力が養えもしませんから、

時間で区切るのか、気持ちで推し量るのか、

どこかで"はじめ"と"終わり"を見定めて、

充実していくのが良いように思います。

 

こういう、緩急を調節するようなことでは、

大いに働き、大いに学び、大いに遊びと、

そのそれぞれを目一杯やるのも大切ですし、

オフィスやカフェなどで過ごす時間が多いとなれば、

緑や風のある、自然の多いところに身を置くのも、

心身のバランスを図るのに、有効かと思います。

 

どうしても、考えや動きが凝り固まっている時には、

視野が狭まっていたり、視界が偏っていたりするもので、

大きなものに身を任せ、大きく伸びをしてみることが、

それに気づくキッカケとなるような気がするからです。

 

それでも、どれが多いから良いというものでもなく、

どれもが適度にあることが大切だなとも思います。

 

風に吹かれてみれば、夏の終わりが近づいていたり、

秋の気配が混ざってきたりするのを感じるだろうと思います。

 

向かい風も、いつの間にか追い風となれば、

今の取り組みが少しずつ報われようとしているので、

気を緩ませることなく、風と共に行きたいものですね☆