最近、どこまでできるのかを試すようにして、
出会った人の、見た目の骨格や肉付きから、
果たして、その人がどういう声かを知ることができるのか、
アイディアのひとつとして温めています。
基本的に声は、喉元の声帯を震わせて出るものですが、
呼吸の深さによる肺や横隔膜の動きや、
鼻の奥の鼻腔や頭蓋骨に対してどう響かせるかなど、
いくつもの要素が絡み合って出るものです。
細かく言えば、歯の噛み合わせによる滑舌の良さや、
歯そのものに与える振動の影響もありそうで、
かなり複雑に考えることにもなりそうです。
多くの人にとって、声が出るというのは、
当たり前のこととして思ってしまうものですが、
意外と多くの要素が関わってくるので、
声の出るそれ自体が、実はありがたいことなのだと、
ちらりとほのめかして、お知らせしておきたいところです。
声の出る仕組みやメカニズムを知りながら、
目の前の対峙する人の首回り、アゴなどを見て、
どのような声質なのかを想像できるものなのか、
今の段階では、何とも言えないというのはあります。
声の低い・高い、細い・太いをメインにしつつ、
また、大きい・小さいも含めて考えてみて、
大きくは男性と女性の特徴を思い浮かべるかなと思います。
首の太さやアゴの形状、あるいは全体的な体格を見て、
たとえば、首が太くて体もガッシリしていると、
声は太く低いのかなと想像するような感じです。
自分の好きな声質や、聞くと安心する声質もあって、
「1/fのゆらぎ」という特定の波形を描くものもあります。
こればかりは多くの人の声を聞いていくしかないのですが、
とことん突き詰めたところでどうということもないので、
楽しみのひとつとしてあるのかなという感じです。
声の出し方自体は、訓練次第で変わっていくものですし、
年齢を重ねれば、それなりの変化も迎えていくものです。
自分の声をテープレコーダー(今ではICレコーダー?)に入れて、
それを聞いてみると、なかなか恥ずかしいものがありますが、
それはそれとして、どんな内容をどのように語るのか、
声の調子・トーンで表現する方が、もっと有益であるような気がします。
普段の会話においてもそうですが、
なかなか、発言すること自体は勇気がいるものですから、
そういうものも克服しつつ、声を出していくことで、
あなたの声が良いと思う人も、やがて現れてくることでしょう☆